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渤海の古城と国際交流

出版社名 勉誠社
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-585-22289-7
4-585-22289-8
税込価格 15,400円
頁数・縦 466P 27cm

商品内容

要旨

7世紀末から10世紀前半、中国東北部・ロシア沿海地方・朝鮮半島北部にまたがり展開した渤海国。唐や日本など周辺諸国との交易で栄え、当時の東アジア情勢において「海東の盛国」と称されるほどの古代国家であったが、資・史料的制約により、長らくその具体的な様相を詳らかに把捉することが困難であった。しかし、冷戦終結に伴い、旧渤海地域における考古学調査・研究が飛躍的に進み、渤海国の政治・行政制度、国際交流の諸相、文化受容の有り様などが明らかになってきた。30年に亘る考古学・文献史学の国際共同研究より得た知見から最新の研究成果を提示する画期的論集。

目次

第1部 渤海の統治制度と国際交流(交易の視角からみた渤海国
渤海をめぐる唐代の国際関係
渤海の外交文書―王啓を中心に ほか)
第2部 クラスキノ古城の機能と性格(渤海時代のロシア沿海地方
考古学から見たクラスキノ古城の機能と性格
クラスキノ古城の調査と沿海地方における渤海の考古学的研究 ほか)
第3部 沿海地方渤海遺跡の出土遺物(クラスキノ城址出土土器の特質とその意義
クラスキノ古城の土器
沿海州渤海遺跡出土瓦についての一考察 ほか)

著者紹介

清水 信行 (シミズ ノブユキ)  
1949年生まれ。(財)東洋文庫研究員(非常勤)、青山学院大学文学部名誉教授。専門は日本考古学
鈴木 靖民 (スズキ ヤスタミ)  
1941年生まれ。横浜市歴史博物館館長、淑徳大学客員教授、國學院大學名誉教授。専門は日本古代史・東アジア古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)