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晴れた日にかなしみの一つ

双葉文庫 う−19−01

出版社名 双葉社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-575-71489-0
4-575-71489-5
税込価格 715円
頁数・縦 290P 15cm

商品内容

要旨

新婚の息子をひき逃げ事故で亡くした父親、希望退職を迫られた会社員が胸にしのばせるお守り、アルコール依存症の母親を許せなかった息子の後悔、夭折した部下に元上司が送り続けるファクス…あなたの隣にいるかもしれない、“普通の人々”が心の中に持つ特別なドラマ。人は苦難に陥ったとき、何を心の杖として立ち上がるのか。暗闇に希望の灯りがともる瞬間を切り取った珠玉のノンフィクション・コラム。

目次

セーターに顔埋めて
希望退職
パチンコ
声にならない悲鳴
「婚活」しても結婚できない
タクシー会社25時
ぼくのおじさんはレーニンだった
わたしに戻っておいで
別れ話は公園で
葬送の海
生きる理由が見当たらない
ガーナ人労働者
つらい記憶は心の底に
文身
ずっと母を殺したかった
八年目のファクス
ログハウス
最後のひと仕事
父と娘
「Once Upon a Time」という名のバー

出版社・メーカーコメント

ひき逃げ事件で新婚の息子を亡くした父親、人間関係につまずき転職を繰り返す会社員、アルコール依存症の母親を憎んでいた息子、夭折した部下にファクスを送り続ける元上司……誰の隣にもいるような“普通の人々”が、心の中に特別なドラマを持っている。挫折から立ち上がろうとする姿に心震える、20編のノンフィクション・コラム。

著者紹介

上原 隆 (ウエハラ タカシ)  
1949年、神奈川県横浜市生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。エッセイスト、コラムニスト。記録映画制作会社勤務のかたわら、雑誌「思想の科学」の編集委員として執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)