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日本古代文学入門

増補

角川ソフィア文庫 J107−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-04-400653-2
4-04-400653-9
税込価格 1,364円
頁数・縦 475P 15cm
シリーズ名 日本古代文学入門

商品内容

要旨

現代日本が抱えるさまざまな病根は、7、8世紀に萌芽した!?死への恐れ、衰えない肉体へのあこがれ、純愛やスキャンダル、殺人鬼の出現や親子の断絶…現代でも起こる出来事が『古事記』『日本書紀』『万葉集』『風土記』『日本霊異記』など約1300年前の古代文学に描かれている。国家の動きや権力の移動といった学校で習った歴史ではなく、ふつうの人びとが何を考えていたか、どのように暮らしていたかを読み解き照らす入門書。

目次

第1章 異界を旅する
第2章 女と男/男と女
第3章 エロ・グロ・ナンセンス
第4章 スクープされた事件
第5章 揺らぐ列島、疲弊する人びと
終章 苦悩する時代の物語

出版社・メーカーコメント

読みやすくて面白い、最高にスリリングな古典案内!異界、エロ、グロ、ナンセンス、スキャンダル……古事記研究の第一人者が、古代の思想を読み解き伝える面白すぎる古典文学入門! 文庫版に「第5章 揺らぐ列島、疲弊する人々」を完全書き下ろし!

著者紹介

三浦 佑之 (ミウラ スケユキ)  
1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。著訳書に『村落伝承論』(五柳叢書、第5回上代文学会賞)、『口語訳 古事記(完全版)』(文藝春秋、第1回角川財団学芸賞)、『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)