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シネアスト高畑勲 アニメの現代性

出版社名 みすず書房
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-622-09094-6
4-622-09094-5
税込価格 4,950円
頁数・縦 335P 20cm

商品内容

要旨

東映動画『太陽の王子 ホルスの大冒険』からテレビシリーズ『ルパン三世』『アルプスの少女ハイジ』、スタジオジブリ『おもひでぽろぽろ』まで―アニメ特有の制作過程をふまえつつも実写映画と共通する手法から演出の特色を緻密に分析、ディズニー的古典モデルからの脱却をラディカルに推し進めた高畑作品の「現代性」を緻密に解き明かすモノグラフィ。

目次

第1章 難産した王子『ホルス』(東映動画における緊張の主体
『ホルス』の傷痕 ほか)
第2章 映画空間(本物のシネアスト
映像の構成と画面の奥行き ほか)
第3章 イントロダクションのシークエンス(アニメの古典的オープニング
『ホルス』のオープニング)
第4章 フィクションとの新たな関係(即自的空間の構築
即自的世界の物語)
第5章 『ホルス』後、人間的リアリズムへ(テレビでもシネアストにとどまる
日常的リアリティと精神的リアリティ)

著者紹介

ルルー,ステファヌ (ルルー,ステファヌ)   Le Roux,St´ephane
フランス・レンヌ市のリセ・ブレキニー「映画オーディオヴィジュアル」クラス教授。レンヌ第2大学講師。アニメーション映画研究者。2007年、レンヌ第2大学に提出した論文“Sc´enographie et cin´ematographie du dessin anim´e:de Toei `a Ghibli(1968‐1988),le parti du r´ealisme de Isao Takahata et Hayao Miyazaki”により博士号取得
岡村 民夫 (オカムラ タミオ)  
1961年、横浜に生まれる。立教大学大学院文学研究科単位取得満期退学(フランス文学専攻)。法政大学国際文化学部教授。表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)