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最悪のシナリオ 巨大リスクにどこまで備えるのか 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-622-09521-7
4-622-09521-1
税込価格 5,060円
頁数・縦 314,41P 20cm
シリーズ名 最悪のシナリオ

商品内容

要旨

本書の目標は三つ。第一に、最悪のシナリオに対して人間の心理はどのように振る舞いがちなのかを分析する。特に過剰反応と完全な無視という極端に振れる心理傾向がリスクへの対処にどのように影響するのかを論じる。第二に、個人と政府は最悪のシナリオについてどうしたらより賢明に考えられるかを予防原則を精緻化しながら検討する。第三に、巨大リスクにおける費用便益分析の可能性と限界を追求する。大惨事のリスクを社会がどのように直視すべきかについて多様な論点を提示した粘り強い考察。

目次

第1章 テロと気候変動
第2章 二つの議定書の話
第3章 大惨事
第4章 不可逆性
第5章 金銭的価値
第6章 将来
結論

著者紹介

サンスティーン,キャス (サンスティーン,キャス)   Sunstein,Cass R.
1954年生まれ。法学者。専門は憲法、行政法、環境法。27年にわたりシカゴ大学ロー・スクールで教鞭を執り、ハーバード・ロー・スクール(休職中)を経て、現在は米国大統領府の行政管理予算局下に置かれる情報規制問題局の長官を務めている。法学と行動経済学にまたがる領域から、リスク評価、予防原則、費用便益分析まで、多数の著作で示されている関心の幅は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)