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アゲインスト・デモクラシー 上

出版社名 勁草書房
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-326-35186-2
4-326-35186-1
税込価格 3,520円
頁数・縦 234P 20cm
シリーズ名 アゲインスト・デモクラシー

商品内容

要旨

民主主義以外の選択肢は本当にありえないのか?政治科学と政治哲学に蓄積された「学術的知見」に基づいて議論する、民主主義論の最重要書。

目次

第1章 ホビットとフーリガン(政治参加で人々は高潔になるか、堕落するか?:ミルVSシュンペーター
デモクラシーの衰退の利点 ほか)
第2章 無知で、非合理で、誤った知識を有するナショナリスト(市民が知らないこと
大半の投票者は愚かなのではなくて、無関心なだけである ほか)
第3章 政治参加は堕落をもたらす(教育説は事実に依存する
単なる参加は知識を向上させない ほか)
第4章 政治はあなたにも私にも力を与えない(リベラリズムと政治的諸権利
同意説 ほか)
第5章 政治はポエムではない(記号論的主張の背後にある真実
デモクラシーが表すもの ほか)

出版社・メーカーコメント

"政治科学と政治哲学に蓄積されてきた広範な知見に基づいて、デモクラシーに挑戦する。2010年代政治思想の重要書、待望の邦訳。 「デモクラシーこそがあるべき政治体制だ」「政治体制、政治的意思決定手続きは民主的でなければならない」。こうした言説に確たる根拠があるのか。本当に他の選択肢をとることはありえないのか。デモクラシーはツールに過ぎないのではないか。哲学的・経験的な研究を数多く参照しながら、より良い制度評価及び制度選択を構想する。【原著】Jason Brennan, Against Democracy (Princeton University Press, 2016)"

著者紹介

ブレナン,ジェイソン (ブレナン,ジェイソン)   Brennan,Jason
2007年にアリゾナ大学でPh.D.取得後、現在はジョージタウン大学マクドノー・ビジネス・スクール教授を務める。専門は政治哲学、応用倫理、公共政策など多岐に及び、リバタリアニズムの有力な論客である
井上 彰 (イノウエ アキラ)  
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。専門:政治哲学・応用倫理学
小林 卓人 (コバヤシ タクト)  
早稲田大学政治経済学術院助手。専門:政治哲学
辻 悠佑 (ツジ ユウスケ)  
早稲田大学大学院政治学研究科研究生。専門:政治哲学
福島 弦 (フクシマ ゲン)  
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程。専門:政治哲学
福原 正人 (フクハラ マサト)  
高崎経済大学・フェリス女学院大学非常勤講師。専門:政治哲学・応用倫理学
福家 佑亮 (フクヤ ユウスケ)  
京都大学非常勤講師。専門:政治哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)