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武蔵野インディアン

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出版社名 小学館
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-09-352452-0
4-09-352452-1
税込価格 770円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

要旨

「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。…都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマン一家の子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついておらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだ―。武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。

出版社・メーカーコメント

武蔵野を題材にさまざまな明と暗を描く   「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。……都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマンの子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついていおらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだ――。 武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。

著者紹介

三浦 朱門 (ミウラ シュモン)  
1926(大正15)年1月12日‐2017(平成29)年2月3日、享年91。東京都出身。1985年、第7代文化庁長官に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)