心理療法的関係性 「現代的不幸」の時代における人と人との小さな対話
出版社名 | 金剛出版 |
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出版年月 | 2022年12月 |
ISBNコード |
978-4-7724-1940-6
(4-7724-1940-3) |
税込価格 | 4,620円 |
頁数・縦 | 251P 22cm |
商品内容
要旨 |
セラピストにとって心理療法とはいかなる行為なのか、心理療法におけるクライエントとセラピストの関係性(心理療法的関係性)はどうあるべきなのか。本書で述べられる「心理療法的関係性」をクライエントに提供することで、セラピストは「他者」として自身の存在を差し出し、その存在と関係によってクライエントはこれまでにない新しい他者体験をする。そうした体験と作業を通して、人々が背負うさまざまな「こころ・からだ」の問題は回復・修復されていく。これこそが(セラピストの存在とその関係による)「心理療法」であると著者は説く。話題となった「最終講義」の内容を中心に、平井正三氏との対話と討論、「オープンダイアローグアプローチ」の臨床理念やユングとコフートにおける「self」についての考察、さらに荘子の思想の心理療法的理解を通して、心理療法の本質といえる他者との深い「関係性」や「対話」の重要性に迫る、自らの個人史にも触れた著者渾身の臨床と思索の集大成。 |
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目次 |
第1部 最終講義―「現代的不幸」の時代における人と人との小さな対話、そして心理療法(「現代的不幸」の時代 |