• 本

憲法九条論争 幣原喜重郎発案の証明

平凡社新書 1027

出版社名 平凡社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-582-86027-6
4-582-86027-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 471P 18cm

商品内容

要旨

長年、日本国憲法はGHQから押しつけられたもので第九条も例外ではないという「俗説」が広まってきた。だが、憲法九条を提案したのは日本政府の最重要人物だった。その名は、時の首相・幣原喜重郎―。幣原が九条の提案者であったことを丹念に論証し、左右両方向からの「幣原発案否定説」を徹底批判。幣原が九条に託した「平和への想い」とは。

目次

第1部 憲法九条幣原喜重郎発案の証明(「国体護持」に執着した天皇
天皇が望んだ大日本帝国憲法改正
幣原内閣における憲法改正作業
マッカーサー・天皇・幣原による「象徴天皇制」への移行
幣原の憲法九条発案とマッカーサーへの提案
幣原内閣、GHQ憲法草案受け入れ
幣原内閣による「憲法改正草案要綱」の発表)
第2部 憲法九条幣原喜重郎発案否定説への批判(幣原内閣閣僚の幣原発案肯定者と否定者
憲法九条幣原発案否定説への批判
憲法九条に託した幣原の平和思想)
おわりに

出版社・メーカーコメント

憲法九条の戦争放棄条項を発案したのは首相幣原喜重郎であった。時代背景と史料を読み解き、幣原発案否定説の誤りを明らかにする。

著者紹介

笠原 十九司 (カサハラ トクシ)  
1944年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程東洋史学専攻中退。学術博士(東京大学)。都留文科大学名誉教授。専門は中国近現代史、日中関係史、東アジア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)