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赤い部屋異聞

角川文庫 の6−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-04-113321-7
4-04-113321-1
税込価格 836円
頁数・縦 251P 15cm

商品内容

要旨

K氏には人目をはばかる趣味がある。同士と共に面白半分に解剖を見学したり、降霊術を実践したりと、モラルに反する遊戯にふけっているのだ。しかし新顔のT氏は、それらを一笑に付した。自分が行うのは、正真正銘の人殺し。しかも、99人の命を徒に奪っておきながら少しも罪に問われないと言うのだ―。江戸川乱歩の名篇「赤い部屋」にさらなる捻りを加えた表題作はじめ、古今東西の傑作推理小説をオマージュした瞠目の全9篇!

出版社・メーカーコメント

作家・法月綸太郎が、偏愛する東西の名作九篇に捧ぐ、オマージュ連作短編集日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという恐るべき〈殺人遊戯〉について語りはじめる。表題作ほか全九篇。

著者紹介

法月 綸太郎 (ノリズキ リンタロウ)  
1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。88年『密閉教室』でデビュー。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門、05年『生首に聞いてみろ』で第5回本格ミステリ大賞小説部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)