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海神の島

中公文庫 い140−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-12-207376-0
4-12-207376-6
税込価格 1,320円
頁数・縦 525P 16cm

商品内容

要旨

一九九九年、沖縄。花城泉は、気が合わぬ姉と妹に挟まれ窮屈さを感じていた。ある日、祖母の漣オバァが三姉妹に告げる。誰かが海神の墓を守れ―と。三人は即座に拒否したが、二十年後、図らずも彼女たちは失われた「海神の秘宝」を追うことに。三姉妹の凄まじいまでの欲望と日米中の思惑が錯綜する、空前絶後の冒険小説。

出版社・メーカーコメント

一九九九年、沖縄。花城泉は、反りの合わぬ姉妹の間に挟まれ窮屈さを感じていた。ある日、祖母の漣オバァが三姉妹に告げる。誰かが海神の墓を守れ──と。即座に拒否した三人だが、今、図らずも彼女たちは失われた「海神の秘宝」を追うことに。汀・泉・澪――一騎当千の花城三姉妹が、沖縄、東京、九州、山口、台湾を縦横無尽に疾駆する! 三人の凄まじいまでの欲望と日米中の思惑が錯綜する、空前絶後の冒険小説。読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、週刊文春、週刊新潮、サンデー毎日、週刊朝日、小説現代、ミステリマガジン、SFマガジン、STORY BOX、ダ・ヴィンチ、CREA、ニュータイプ、沖縄タイムス、琉球新報ほか……各紙誌絶賛。山田風太郎賞受賞作家渾身の超大作が待望の文庫化。カバーイラストmocha【目次】第一章 失われた秘宝第二章 三姉妹の夢第三章 相続人の行方第四章 古墳は囁く第五章 銅鏡と貝輪第六章 暗躍する男第七章 純白の平和と黒いアイドル第八章 海神島の正体第九章 見捨てられた疎開船第十章 海底の決闘第十一章 禁断の島へ第十二章 太古からのメッセージ 解説 爆走するパワフルな冒険小説〜「宝探し」の物語〜 阿津川辰海

著者紹介

池上 永一 (イケガミ エイイチ)  
1970年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。97年刊の『風車祭』が直木賞候補に。17年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)