• 本

神、人を喰う 人身御供の民俗学 新装版

出版社名 新曜社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7885-1821-6
4-7885-1821-X
税込価格 2,970円
頁数・縦 276P 19cm
シリーズ名 神、人を喰う

商品内容

要旨

いまや介護の現場で働きながら「介護民俗学」を切り拓きつつある著者は、かつて人身御供譚という「血なまぐさい」話をもつ祭のなかに、食・性・暴力をめぐる民俗的構想力の根源をさぐり、サントリー学芸賞を受賞した。このたび、著者の初志を伝える鮮烈なデビュー作を、新装版として刊行。

目次

序章 「人身御供」はどのように論じ得るか
第1章 「人身御供の祭」という語りと暴力
第2章 祭における「性」と「食」
第3章 人身御供と殺生罪業観
第4章 人形御供と稲作農耕
終章 人柱・人身御供・イケニエ

著者紹介

六車 由実 (ムグルマ ユミ)  
1970年、静岡県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。東北芸術工科大学東北文化研究センター研究員、同大学准教授を経て、現在、静岡県沼津市にあるデイサービス「すまいるほーむ」に管理者として勤務。文学博士。社会福祉士。介護福祉士。民俗思想論専攻、最近は介護民俗学を提唱。2003年、本書『神、人を喰う』でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)