藤原道長 『源氏物語』をプロデュースした平安時代の権力者
小学館版学習まんが人物館 日本−38
出版社名 | 小学館 |
---|---|
出版年月 | 2024年3月 |
ISBNコード |
978-4-09-270143-4
(4-09-270143-8) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 159P 23cm |
商品内容
要旨 |
結果的に政権のトップに上り詰め、代々摂関家となる礎を築くことができた道長ですが、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。彼なりに悩みもあったようです。そのひとつが晩婚で娘が生まれるのが遅くなったことから生じた悩みです。藤原氏は不比等から冬嗣、良房以来、娘を天皇の后とすることで朝廷の権力を独占してきましたが、道長には彰子という娘がいたものの、天皇の皇子を産ませるには年齢が幼なすぎたのです。(解説「『御堂関白』藤原道長の生涯」より) |
---|---|
目次 |
第1章 末っ子道長、“鬼”に出会う |
出版社・メーカーコメント
『源氏物語』の黒幕は藤原道長だった!?学校の教科書に必ず登場する藤原道長は、平安貴族の代表的な人物として知られています。この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば(訳:この世を私の世のように思う。満月が欠けることもないと思うので)道長の権力の大きさを満月にたとえたこの和歌を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこの和歌、道長自身の日記には記録がなく、道長のライバルの手によって書き留められたものなのです。この和歌によって、道長にはしばしば「強欲な権力者」としてのイメージがつきまといますが、はたしてそれは史実なのでしょうか?また、2024年の大河ドラマ『光る君へ』で描かれる紫式部との関係も注目です。貧しい学者の娘にすぎなかった紫式部は、一体なぜ『源氏物語』を執筆できたのでしょうか?(当時、紙はとても貴重で高級品でした)そして主人公の光源氏のモデルは、一体だれなのか−−?この本では、1000年にわたって誤解されてきた藤原道長の真実の姿が、まんがで楽しく学べます。