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現代コリア、乱気流下の変容 2008−2023

出版社名 作品社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-86793-029-8
4-86793-029-6
税込価格 2,970円
頁数・縦 347P 19cm

商品内容

要旨

戦乱か、和平か?危うい均衡で“休戦”状態が続く朝鮮半島―大国による「操作可能な混沌」の舞台となった南北両国家を、ロシアの碩学がパラレルに分析する。核と紛争の時代を読み解く鍵がここに。

目次

第1部 二つのコリア―分岐する発展経路(二〇〇七‐二〇二〇)(北朝鮮―金正日時代の黄昏
北朝鮮での金正恩時代の始まり―政治統合
金正恩時代の社会経済的な新思潮―密かな改革
緩和と停滞―どちらが待ち受けているのか?
韓国における保守のリベンジ
「国父」の娘の破綻―朴槿恵政権下の韓国
韓国でのリベラル派の復帰
南北朝鮮関係―上昇と下降)
第2部 朝鮮半島の核・ミサイル問題、外交的解決の試み(北朝鮮の核・ミサイル計画―新事実
北朝鮮の多国間・二国間外交―オバマ大統領・李明博との高まる反目
対決の新段階―二〇一二‐二〇一七年
六者協議―北東アジア集団安全保障システムの基盤)
第3部 ロシア外交と朝鮮(朝鮮半島問題へのロシアの政治路線
金正恩の北朝鮮との、困難だが率直な対話
金正恩時代のロ朝関係―没落と高揚
袋小路からの脱出の試み―北朝鮮との経済協力)

著者紹介

トルクノフ,アナトーリー・ワシリエヴィチ (トルクノフ,アナトーリーワシリエヴィチ)   Торкунов Анатолий Васильевич
1950年生まれ。国際政治学者、政治学博士。モスクワ国際関係大学学長、ロシア科学アカデミー会員、国連代表部で外交官として手腕を発揮。その後外務省付属大学に勤務
トロラヤ,ゲオルギー・ダビドヴィッチ (トロラヤ,ゲオルギーダビドヴィッチ)   Толорая Георгий Давидович
1956年生まれ。朝鮮担当外交官の後、東洋学を研究。モスクワ国際関係大学教授
ディヤチコフ,イリヤ・ウラジミロビッチ (ディヤチコフ,イリヤウラジミロビッチ)   Дьячков Илья Владимирович
2011年よりモスクワ国際関係大学で日本・朝鮮の研究に従事
下斗米 伸夫 (シモトマイ ノブオ)  
1948年生まれ。政治学者、法学博士。成蹊大学教授、法政大学教授を経て、法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)