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うつむく眼 二〇世紀フランス思想における視覚の失墜

新装版

叢書・ウニベルシタス 1073

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-588-14084-6
4-588-14084-1
税込価格 7,260円
頁数・縦 544,243P 20cm
シリーズ名 うつむく眼

商品内容

目次

序論
第1章 もっとも高貴な感覚―プラトンからデカルトにいたる視覚の変遷
第2章 啓蒙(EnLIGHTenment)の弁証法
第3章 視覚の旧体制の危機―印象主義者からベルクソンへ
第4章 眼の脱呪術化―バタイユとシュルレアリストたち
第5章 サルトル、メルロ=ポンティ、新しい視覚の存在論の探求
第6章 ラカン、アルチュセール、イデオロギーの鏡像的主体
第7章 眼差しの帝国からスペクタクルの社会へ―フーコーとドゥボール
第8章 死を呼び起こすものとしてのカメラ―バルト、メッツ、『カイエ・デュ・シネマ』
第9章 「ファルス‐ロゴス‐視覚中心主義」―デリダとイリガライ
第10章 盲目の倫理とポストモダンの崇高―レヴィナスとリオタール
結論

著者紹介

ジェイ,マーティン (ジェイ,マーティン)   Jay,Martin
1944年生まれ。1971年ハーヴァード大学哲学博士(歴史学)。以来、カリフォルニア大学バークレー校でヨーロッパ思想史を担当。現在は同校名誉教授。「フランクフルト学派」の「批判理論」の思想史的領野をアメリカからの視座で分析する研究を開始。のち、ヨーロッパ(とくにフランス)20世紀思想を「視覚の権威剥奪」の契機から読み解く思想史的分析などに研究対象を広げている
亀井 大輔 (カメイ ダイスケ)  
1973年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、立命館大学文学部教授。フランス哲学・現代思想
神田 大輔 (カンダ ダイスケ)  
1974年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、立命館大学文学部非常勤講師。ドイツ哲学・現代思想
青柳 雅文 (アオヤギ マサフミ)  
1974年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、立命館大学文学部・大阪経済大学人間科学部非常勤講師。ドイツ哲学・現代思想
佐藤 勇一 (サトウ ユウイチ)  
1974年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、大東文化大学社会学部准教授。フランス哲学・現代思想
小林 〓自 (コバヤシ タクジ)  
1973年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、立命館大学文学部等非常勤講師。ドイツ哲学・現代思想
田邉 正俊 (タナベ マサトシ)  
1976年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。現在、立命館大学文学部等非常勤講師。ドイツ哲学・現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)