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忘れられた日本史の現場を歩く

出版社名 辰巳出版
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-7778-2461-8
4-7778-2461-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 127P 21cm

商品内容

要旨

北海道から九州まで全国19ヵ所…。日本の歴史の「裏」をめぐる旅。

目次

独自の呪術信仰“いざなぎ流” 拝み屋が暮らす集落(高知県香美市)
パンデミックの悲劇 面谷村(福井県大野市)
インドから帰ってきた女性 からゆきさんがいた村(山口県岩国市)
蝦夷に流れ着いた和人たちの城 志海苔館(北海道函館市)
かつて栄えた風待ちの港 大崎下島(広島県呉市)
『遠野物語』に記された“デンデラ野” 姥捨山(岩手県遠野市)
海外への出稼ぎ者が多かった土地 北米大陸と繋がっていた村(静岡県沼津市)
本州にあったアイヌの集落 夏泊半島(青森県東津軽郡平内町)
朝廷に屈しなかった蝦夷の英雄 人首丸の墓(岩手県奥州市)
国家に背を向けた人々の“聖域” 無戸籍者たちの谷(埼玉県秩父市ほか)
飢饉に襲われた弘前の地 菅江真澄が通った村(青森県つがる市)
八〇〇年前から続く伝説 平家の落人集落と殺人事件(山口県周南市)
潜伏キリシタンが建てた教会 中通島(長崎県南松浦郡新上五島町)
飢饉で全滅した三つの村 秋山郷(長野県下水内郡栄村ほか)
難破船と“波切騒動” 大王崎(三重県志摩市)
本土決戦における重要拠点 館山湾(千葉県館山市ほか)
古より遊女が集まる場所 青墓宿(岐阜県大垣市)
江戸時代の大阪にあった墓地群 大阪七墓(大阪府大阪市)
自由に立ち入れない場所 津島村(福島県双葉郡浪江町)

出版社・メーカーコメント

ノンフィクション作家でカメラマンでもある八木澤高明氏が様々な理由で「日本史」において忘れられてしまった場所や遺構を訪れ、写真と文章によってその土地に眠る記憶を掘り下げていきます。日本史の“陰”の部分にスポットを当て、従来とは異なる視点から「歴史散歩」を提案。日本史好きはもちろん、ここ数年盛り上がりを見せている民俗学ファンにもアピールできる一冊。

著者紹介

八木澤 高明 (ヤギサワ タカアキ)  
1972年神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経てフリーランスとして執筆活動に入る。世間が目を向けない人間を対象に国内はもとより世界各地を取材し、『マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅』で第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)