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裏太平記 歴史破壊小説

春陽文庫 は1−1

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-394-90494-6
4-394-90494-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 411P 15cm

商品内容

要旨

鎌倉時代末期。貨幣経済が少しずつ浸透する中、鎌倉幕府の弱体化を横目に、朝廷は諍いを抱えながらも安閑と過ごしていた。後に『徒然草』で有名になる吉田(卜部)兼好は、官位は上がらない家柄だが持ち前の知性を買われ公家の堀川家に仕えていた。ある日兼好は、風変わりな集団を率いる謎の僧・無名と出会う。無名は世の中を変える「下克上」を唱えて精力的に活動し、それはやがて歴史を一変させる奔流となってゆくが、実はその裏には兼好法師が率いる「影の軍団」の影響があったという…。伝奇ロマンの名手が描く、普通の歴史書には決して載らない、衝撃的な歴史の裏面。

著者紹介

半村 良 (ハンムラ リョウ)  
昭和8年(1933年)、東京都葛飾区に生まれる。高校卒業後、三十近い職業を経験した後、広告代理店に勤務。昭和37年(1962年)「収穫」で第二回SFコンテストに入賞する。翌年、日本SF作家クラブ発足と同時に事務局長に就任。昭和48年(1973年)『産霊山秘録』で泉鏡花賞受賞。昭和50年(1975年)『雨やどり』で第七十二回直木賞を、昭和63年(1988年)『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞を受賞するなど、多くの作品を残し、平成14年(2002年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)