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世界で花開く日本の女性たち 国際機関で教育開発に携わるキャリア形成

出版社名 東信堂
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7989-1944-7
4-7989-1944-6
税込価格 2,530円
頁数・縦 240P 19cm

商品内容

要旨

世界を舞台に活躍を志すすべての女性たちに向けて―。出産や育児などによるキャリアの中断も頭をよぎる中、女性たちはいかに国際機関への就職を目指し、どのような準備を行ってきたのか。また就職後も、国を越えた異動・転職をどのように経験したのか、いかなるワークライフバランスで働いているのか。その実情は実に多様で、より多くのケースを俯瞰することが最も参考になるだろう。本書は、ユネスコ、OECD、GPE、世銀、ユニセフの職員として教育開発の分野で世界を舞台に活躍する女性11名が辿ったさまざまな実体験と、次なる未来を担う若者に向けたメッセージを収録した一冊!

目次

第1章 国際機関で働き、キャリアを築くということ―ユネスコで過ごした三〇年
第2章 葛藤と決断の国際機関のキャリアパス―一〇年後、二〇年後のゴールを見据えて
第3章 教育協力で国際貢献と自己実現―仕事、家族、自分のバランスを追求して
第4章 OECDで活躍するかっこいい女性たち―「キャリアOR家庭」を超えて
第5章 GPEから日本の教育協力を見直す―国際公務員として、日本人として
第6章 国際機関で「好き」や「得意」を仕事に―グローバル課題にモニタリングから向き合う
第7章 教育支援の現場で紡ぐキャリア―教育の使命と力を信じて
第8章 専門の「軸」を貫くキャリアパス―積極性・行動力が繋いだ縁の中で
第9章 国際機関への多様な入り口―初期キャリアの不安と期待に目を向けて
第10章 成果主義の世界銀行で働くということ―日本人の強みを活かし、組織に貢献する
第11章 失敗を恐れず、扉を叩く国際機関のキャリア形成―人類学の視点が他にない強みに

著者紹介

小川 啓一 (オガワ ケイイチ)  
神戸大学大学院国際協力研究科教授・専攻長。コロンビア大学人文科学系大学院にて比較国際教育学・教育経済学でPh.D.を取得。世界銀行本部教育エコノミスト、神戸大学大学院国際協力研究科助教授、准教授を経て、2007年10月から現職。その間、ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)理事、キルギス国立大学名誉教授、ダッカ大学名誉教授、ラオス国立大学名誉教授、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ客員教授/非常勤教授、東京大学大学院総合文化研究科客員教授、ハワイ大学教育系大学院協力教授、ジョージワシントン大学教育人間開発系大学院協力教授、復旦大学グローバル公共政策研究院協力教授、国際協力銀行シニア・アドバイザー、国際協力機構アドバイザー等を歴任。ユネスコ、ユニセフ、アジア開発銀行、米州開発銀行などでも豊富な経験を有する。国際開発研究の分野で150件以上の学術論文・著書等を出版。専門は教育経済学、教育財政学
水野谷 優 (ミズノヤ スグル)  
ユネスコ・国際教育計画研究所技術協力部部長。コロンビア大学人文科学系大学院にて教育経済学でPh.D.を取得、青年海外協力隊(バヌアツ)、世界銀行コンサルタント、ユニセフケニア国教育チーフ、香港中文大学グローバルスタディプログラム副ダイレクター・助教授、ユニセフ本部教育データ上級アドバイザーを経て、2023年4月から現職。ケニア、シリア、パキスタン、タイ、ラオスなど、さまざまな国々で、開発と緊急支援の両局面における国際教育協力と政策立案に25年以上携わり、現職では、教育状況分析(ESA)や教育セクター計画(ESP)実施支援、国および地方レベルでの教育関係者の能力向上、教育分野における公的資金管理の改善、セクターモニタリング、地理空間データを含むビッグデータの活用など、教育計画および管理に関する技術協力を提供するチームを統括している。これまでに執筆・出版した国連報告書、政策概要、ファクトシート、学術誌は100件以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)