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文部省の国体明徴政策 思想はどのようにして政策になるのか

叢書パルマコン 09

出版社名 創元社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-422-20479-6
4-422-20479-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 441P 21cm

商品内容

要旨

日本的官僚制の宿痾をえぐり出す研究。昭和10年の天皇機関説事件を梃子に、文部省が本腰を入れた国体明徴政策は、2年後の『国体の本義』発行によって世間の耳目を集める。官僚主導による思想の政策化過程を克明に再検証する、今までにない国体研究。

目次

序章 主題と研究視角
第一章 文部省の国体明徴政策の歴史的位置
第二章 『国体の本義』と文部省の政策志向性
第三章 教学刷新評議会の議題設定―国体明徴のための教学刷新
第四章 教学刷新評議会の会議運営―議事進行と答申決定
第五章 国体明徴政策への疑問点
第六章 文部省と国体明徴政策に対する外部評価

著者紹介

植村 和秀 (ウエムラ カズヒデ)  
1966(昭和41)年、京都市生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学法学部助手などを経て、現在、京都産業大学法学部教授。専攻、日本政治思想史、比較ナショナリズム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)