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普通の組織 ホロコーストの社会学

出版社名 人文書院
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-409-24169-1
4-409-24169-9
税込価格 6,600円
頁数・縦 437P 20cm

商品内容

要旨

ナチ体制下で普通の人びとがユダヤ人の大量虐殺に進んで参加したのはなぜか。ブラウニングが先鞭をつけたこの問いをさらに掘り下げ、殺戮部隊を駆り立てた様々な要因―イデオロギー、強制力、仲間意識、物欲、残虐性―の働きを組織社会学の視点から解明した、ホロコースト研究の金字塔。「普通の男たち」と「普通のドイツ人」、そして「悪の凡庸さ」を超えて。

目次

序章
第一章 「普通の男たち」と「普通のドイツ人」を超えて
第二章 目的への共感
第三章 強制
第四章 同志関係
第五章 金銭
第六章 行為の魅力
第七章 動機の一般化
第八章 殺人者から加害者へ
第九章 普通の組織と異常な組織
補遺―社会学的アプローチと経験的基盤

著者紹介

キュール,シュテファン (キュール,シュテファン)   K¨uhl,Stefan
1966年生まれ。ビーレフェルト大学などで社会学、歴史学、経済学を学び、社会学と経済学の博士号、社会学の教授資格を取得。ハンブルク連邦軍大学社会学部教授などを経て、2007年よりビーレフェルト大学社会学部教授。専門は社会理論、組織社会学、相互行為社会学、産業・労働社会学、職業社会学、科学史
田野 大輔 (タノ ダイスケ)  
1970年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。現在、甲南大学文学部教授。専門は歴史社会学、ドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)