• 本

針女

河出文庫 あ35−5

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-309-42196-4
4-309-42196-2
税込価格 1,210円
頁数・縦 399P 15cm

商品内容

要旨

東京下町の針職人の家にもらわれ育った清子は、一家の自慢の息子である弘一への想いを秘めたまま出征を見送り、戦時下と戦後の混乱を生き抜く。戦後、弘一は復員したが、まるで人が違うほど一変していた。戦争の傷跡に苦悩しながらも、針一本に生きる選択をする姿を描く傑作長編。

著者紹介

有吉 佐和子 (アリヨシ サワコ)  
1931年和歌山県生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。東京女子大学短期大学部英語科卒。56年「地唄」で芥川賞候補となり、文壇デビュー。一外科医をめぐる嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文学賞)、歴史や芸能を扱った『和宮様御留』(毎日芸術賞)など、さまざまな分野の話題作を発表し続けた。84年急性心不全のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)