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斜め論 空間の病理学

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-480-84333-3
4-480-84333-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 316P 20cm

商品内容

要旨

空間の病理学。ビンスワンガー、中井久夫、上野千鶴子、信田さよ子、当事者研究、ガタリ、ウリ、ラカン、ハイデガーらの議論をもとに、「生き延びと当事者の時代」へと至る「心」の議論の変遷を跡付ける。ケアは、どうひらかれたのか?垂直から水平、そして斜めへ。時代を画する、著者の新たな代表作。

目次

第一章 水平方向の精神病理学に向けて―ビンスワンガーについて
第二章 臨床の臨界期、政治の臨界期―中井久夫について
第三章 「生き延び」の誕生―上野千鶴子と信田さよ子
第四章 当事者研究の政治
第五章 「自治」する病院―ガタリ、ウリ、そしてラカン
第六章 ハイデガーを水平化する―『存在と時間』における「依存忘却」について
補論1 精神分析とオープンダイアローグ
補論2 依存症臨床の空間―平準化に抗するために

出版社・メーカーコメント

ケアは、どうひらかれたのか?「生き延びと当事者の時代」へと至る「心」の議論の変遷を跡付ける。垂直から水平、そして斜めへ。著者の新たな代表作。

著者紹介

松本 卓也 (マツモト タクヤ)  
1983年、高知県生まれ。2008年3月、高知大学医学部医学科卒業。2015年3月、自治医科大学大学院医学研究科修了、博士(医学)。2016年4月より、京都大学大学院人間・環境学研究科総合人間学部准教授。専門は、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)