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ローマ帝国とアフリカ カルタゴ滅亡からイスラーム台頭までの800年史

中公新書 2871

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-12-102871-6
4-12-102871-6
税込価格 1,056円
頁数・縦 242P 18cm

商品内容

要旨

北アフリカを本拠とした強国カルタゴは、イタリア半島を統一した新興国ローマと争い、敗れて滅亡した。アフリカは属州とされたが、拡大する帝国の片隅で埋没したわけではない。穀倉地帯として経済的繁栄を遂げ、政治的影響力を強めて元老院議員を輩出した。二世紀末には初のアフリカ出身皇帝セプティミウス・セウェルスが登場する。「辺境」はローマ本国をどう変えたのか。地中海を挟む対岸から見た、新しいローマ帝国像。

目次

序章 カルタゴの滅亡と北アフリカの人々
第一章 共和政期の属州アフリカ
第二章 カルタゴ再建とマウレタニア王国の興亡
第三章 属州民の見たローマ帝国
第四章 アフリカ系皇帝の時代
第五章 アフリカ教会とラテン語のキリスト教
第六章 古代末期のローマ人たち
終章 アフリカから見たローマ帝国

出版社・メーカーコメント

「辺境」だった北アフリカは、本国ローマをどう変えたのか。地中海を挟んだ対岸から見た、まったく新しいローマ帝国像。

著者紹介

大清水 裕 (オオシミズ ユタカ)  
1979年(昭和54年)、岩手県に生まれる。東京大学文学部卒業後、同大学大学院に進み、人文社会系研究科博士課程を修了。博士(文学)。滋賀大学教育学部教授などを経て、東洋大学文学部教授。専門分野は古代ローマ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)