• 本

子ども力がいっぱい 河合隼雄が聞く「あなたが子どもだったころ」

出版社名 光村図書出版
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-89528-421-9
4-89528-421-2
税込価格 1,885円
頁数・縦 202P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 河合隼雄氏が他界され、もう数年が過ぎてしまいました。その後もまだ未出版だった本が何冊が発刊されていますが、その中の一冊。光村図書の「飛ぶ教室」に連載されていたものをまとめた本ですが、20年前に出版された「あなたが子どもだったころ」の対談相手に負けず劣らずのそうそうたる面々との対談集です。銅版画家の山本容子、哲学者の鶴見俊輔、作家の筒井康隆、建築家の安藤忠雄・・・全ての名前は書ききれませんが、その道のトップの人たちの子ども時代のお話の面白い事!みなさん、かなりワルい(笑)幼少時代を送られたようですが、それを経ての今がある、というのが大変に興味深いところです。・・・みなさんが、恥ずかしい事もざっくばらんにお話しされているのは、やはり聞き手の河合氏の力なのだなあとつくづく思い、あらためて尊敬の念でいっぱいになるのでした。

    (2014年3月31日)

商品内容

要旨

河合隼雄と七つの個性が織り成す、異色の対談集。ここに「子ども力」を育むたくさんのヒントがある。

目次

山本容子=人の考えないことを考えてみせる力
鶴見俊輔=創造性を身につける力
筒井康隆=人を驚かせる力
佐渡裕=強い思いを蓄え成長する力
毛利衛=環境をうまく受け入れる力
安藤忠雄=遊びからイマジネーションを生み出す力
三林京子=体当たりの挑戦を積み重ねる力

著者紹介

河合 隼雄 (カワイ ハヤオ)  
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者・京都大学名誉教授。京都大学理学部卒業後アメリカ留学を経て、1962年、スイスのユング研究所に留学。日本人としてはじめてユング派分析家の資格を取得。帰国後は、ユング分析心理学の理解と実践を推進する。また、日本にはじめて箱庭療法を導入。日本の社会や文化を掘り下げて分析する一方、カウンセラーとして第一線で活躍。1981年、光村図書の児童文学の季刊誌「飛ぶ教室」発刊にあたり、編集委員として参加する。国際日本文化研究センター所長、文化庁長官などを歴任。2007年7月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)