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新参者

出版社名 講談社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-06-215771-1
4-06-215771-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 348P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全4件

  • 立ちはだかる人情という名の謎が魅力的でした。

    日本橋署にやってきた“新参者”加賀恭一郎。今回の事件はあるマンションで起きた殺人事件。事件を追い、見知らぬ土地を歩き回る加賀の前にたちはだかるのはその土地で暮らす家庭や店が抱える謎。彼は独自にその問題を解いてゆき、次第に事件そのものの真相をつかむ。月並みな推理モノではなく、事件と直接関係のない謎を解くあたり、東野圭吾作品のスケールの大きさに魅力を感じました。

    (2014年3月12日)

  • 新参者

    ちょっと趣の変わったミステリーだ。いまや旬、真っ只中の東野圭吾、待望の最新刊がこれだ。東野ファンにはすっかりお馴染みの名物刑事の加賀恭一郎が、江戸情緒をそこここに残す日本橋界隈を歩き回る。東野作品といえば、気の利いた会話が物語の展開を面白くしているが、この短編集では、その会話の粋な口調がたまらなくいい。ストーリーは、女性の絞殺死体が発見されるという事件の謎解きだが、おどろおどろしさは感じない。こんなミステリーがあってもいいな、って思わせる一冊に出あった。

    (2009年10月14日)

  • 敏腕にして情に厚い刑事「加賀恭一郎」から目がはなせない!

    東野圭吾さんのいくつかの作品に登場する敏腕刑事「加賀恭一郎」がある難何事件にいどむ。ひとつの事件にまつわる容疑者たちのアリバイをあばく短編集。最初の容疑者は、自分に正当なアリバイがあるのに、それを言えない。言ってしまうと困る人がいるからだ。容疑者もまた人情が厚い。やさしい容疑者たちの絡み合った謎を加賀恭一郎が解いてゆく!「東野圭吾」さん、初心者の方も、スラスラ読めます。最後まで引き込まれます。

    (2009年10月7日)

  • 加賀恭一郎シリーズ最新刊!!

    加賀恭一郎日本橋署に赴任。加賀にとっての日本橋界隈は初めての町並み。殺人事件を追う新参者の加賀恭一郎が残す足跡には人と人との繋がりが目に映るように残っていく。悲しい事件の周りには暖かな日常があり読んでいてとても心が和む。そんな物語だった。

    (2009年9月27日)

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商品内容

要旨

日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。

出版社
商品紹介

日本橋の片隅で発見された40代女性の絞殺死体。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

おすすめコメント

日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

出版社・メーカーコメント

立ちはだかるのは、人情という名の九つの謎日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

著者紹介

東野 圭吾 (ヒガシノ ケイゴ)  
1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞を受賞。2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)