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迷子石

講談社文庫 か131−1

出版社名 講談社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-06-277727-8
4-06-277727-4
税込価格 770円
頁数・縦 381P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 時代小説はど〜も、という方にこそ読んで欲しい時代小説!

    梶よう子にハマッてます。「柿のへた」「一朝の夢」「いろあわせ」どれをよんでも、
    じーんと感動します。技量に裏打ちされた仕事を持つ男は、いざという時に真価を発揮
    します。この物語の主人公・孝之助は、まわりの人たちから慕われながらも、頼りには
    されていない。でも自藩のお家騒動に巻き込まれ、否応なく矢面に立たされる。ここで
    孝之助はどう解決するのか。慕われている絹代とのこれからはどうなるかなど、物語に
    いつしかのめりこむ自分がいた…。

    (2013年12月30日)

商品内容

要旨

血が嫌いで人が苦手な見習い医師の孝之助は、長屋に引き篭もり、小遣い稼ぎに富山の薬の「おまけ絵」を描く毎日。そんなある日、父が幼馴染みの藩士に斬られた。孝之助は藩の存亡を揺るがす深刻なお家騒動が起きていることを知る。家老の陰謀を国許に伝えるには―孝之助は弱虫絵師ならではの奇策を思いついた!時代小説界に、史上最弱の新英雄、登場!

著者紹介

梶 よう子 (カジ ヨウコ)  
東京都生まれ。フリーライターのかたわら小説執筆を開始し、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。’08年『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビューを果たす。多彩な活躍を見せる注目の時代小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)