書店レビュー
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琥珀の夢 小説鳥井信治郎
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
我が国に洋酒文化を根付かせたサントリー創業者鳥井信治郎の生涯を綴った物語。日経新聞連載時から話題になり、刊行を待たれていた。上下巻に渡る主人公の生涯は、丁稚奉公からはじまる。戦争や震災が重なる激動の時代を力強く生きてきた。その心意気が要所要所に散りばめられた言葉から、人物像が浮き上がってくる。伊集院静のペンにより、歴史に残る成功者の波乱万丈の生涯が今に伝わる。
(2017年12月7日)
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商品内容
要旨 |
サントリー創業者・鳥井信治郎のひたむきな日々。 |
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おすすめコメント
松下幸之助が商いの師として敬愛した男。 サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い <大阪船場、丁稚奉公編> 明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
出版社・メーカーコメント
ええもんには底力があるんや。品物も、人も底力や! 13歳で丁稚奉公に入り、大阪船場商人の魂を叩きこまれた信治郎。20歳の春、鳥井商店を開業し、葡萄酒の製造販売に情熱を傾ける――。サントリーの創業者・鳥井信治郎のひたむきな日々。