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2020年からの新しい学力

SB新書 487

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-8156-0261-1
4-8156-0261-1
税込価格 913円
頁数・縦 223P 18cm

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要旨

日本の教育を大きく変えると期待される、2020年から始まる大学入試制度改革と学習指導要領の改定。未来の日本、そして国際社会を担う子どもたちは、それによりどのような「新しい学力」を身につけるのだろうか? その学力は、予測不能な変化を続ける社会の変化に対応しうるものなのだろうか? 本書では、2020年からの教育改革について、問題を指摘しつつも、グローバル化やICT化、AI開発の本格化などにより「何が起こるかわからない」未来に対峙するための論理的思考や創造的思考にも配慮するものとして期待を寄せる。「ブルーム・タキソノミー」という米国の教育学者による学力分類法を基にした「思考コード」をツールとして新学習指導要領や大学入試改革を分析。そしてそれを踏まえて、現在と未来に求められる「新しい学力」のかたちを提言している。著者は「聖ドミニコ学園」カリキュラム・マネージャー、「香里ヌヴェール学院」学院長、「21世紀型教育機構」理事。前・かえつ有明中・高等学校校長で「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年10月8日]

商品内容

要旨

2020年の大学入試制度改革の根底には、知識偏重だったこれまでの教育をあらため、知識の活用に重点をおく教育制度改革がある。グローバル化やAIなどの新しいテクノロジーがもたらす社会の変化に対応できる人材を育成するという理念のもとに、改革が進められているのだが、一方でさまざまな問題に直面している。新しい時代に必要な学力は本当に身につくのか。教育現場の実情を踏まえて論じていく。

目次

序章 真に必要な「学力」が見失われている―志望校に入るための「勉強力」は、本来の「学力」ではない
第1章 2020年大学入試改革にはじまる「教育改革」の“落とし穴”―高く掲げる理想はよいが、現場が対応できない
第2章 生徒たちの「学力」の現状とは?―「読解力」のない子どもは、AIに使い倒されてしまう
第3章 こんな学校に子どもを預けてはダメ―注目は“マイルドに管理しつつ背中を強く押す”系でない新興勢力
第4章 こうすれば子どもの学力は伸びる―子どもを型にはめて、伸びる芽を摘んではいけない
第5章 子どもが必ず身につけるべき三つのこと―「想像力」「デザイン力」「自分軸」が鍵だ

著者紹介

石川 一郎 (イシカワ イチロウ)  
「聖ドミニコ学園」カリキュラム・マネージャー、「香里ヌヴェール学院」学院長、「21世紀型教育機構」理事。1962年東京都出身、暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。前かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)