商品内容
要旨 |
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。20世紀は「新金属器文明」と呼べる。よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。本書は、著者のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集である。 |
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目次 |
第1章 精密という名の文化(史上最小の道具「LSI検査針」実現の頭と手―清田製作所 |
出版社・メーカーコメント
精密機械から巨大工業まで、これが日本の実力。 技術開発の努力は、同時に低コスト化へつながる血の滲むような努力だった。どんどん小型化する半導体を検査するためには想像を絶する精密さをもった「LSI検査針」が必要だし、強靱で軽い「炭素繊維」はいまやゴルフクラブのシャフトから航空機にまで使われている必須の素材になっている。現状から20年先、50年先までを見据え、技術革新で経済の効率化と活性化を生み出す日本の人々の素顔と仕事を浮き彫りにするシリーズ第5作。