• 本

「書く」ということ

文春新書 246

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年5月
ISBNコード 978-4-16-660246-9
4-16-660246-2
税込価格 726円
頁数・縦 174P 18cm

商品内容

要旨

言葉は人間存在の証し、言葉こそが人間である。そこに錘鉛を下ろして、このあたりでじっくりと、ワープロやパソコン、ひいては情報(諜報?)化社会の限界を見極める必要がある。人間の社会や生活を支えるために政治や経済活動はある。選挙や株価や円相場のために人間の生活がいつまでも蹂躙されつづけるわけにはいかない。五十年、百年先を見据え、日本語に不可欠の書くこと、言葉の復権、による時代への文化的抵抗が、今ほど必要なときはない。

目次

第1部 文学は書字の運動である(日本語を裏切る操作性
意識と無自覚の意識
ローマ字、仮名入力の怪 ほか)
第2部 ペンとナイフ、書くことと刺すこと(「行為障害」論
はびこる等価交換=ヤクザの論理
「絶対」と「無償」 ほか)
第3部 ギリシア・印刷・キリスト教(肉筆→印刷文字→電子文字へという神話
西欧的思考
ギリシア=ラテン語的歪み ほか)

著者紹介

石川 九楊 (イシカワ キュウヨウ)  
書家。1945年、福井県生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授。文字文明研究所所長。87年より毎年春秋2回、個展を開催。『書の終焉―近代書史論』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)