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まともな人

中公新書 1719

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-12-101719-2
4-12-101719-6
税込価格 770円
頁数・縦 231P 18cm

商品内容

要旨

今回は「あたりまえ」について考えてみよう。こういう話題ならできるだけ具体的なほうがいい―。養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書」問題も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすれば、こうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。

目次

学習とは文武両道である
学問・経済・独創性
現代こそ心の時代そのものだ
真理をいえば身も蓋もないが
教育を受ける動機がない
いいたくないこと
一身にして二世を経る
ああすれば、こうなる
ありがたき中立
原理主義vs.八分の正義〔ほか〕

おすすめコメント

養老孟司が世の中の動きを定点観測。テロにも少年犯罪にも共通する現代人の本質をズバリ言い当てる。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年(昭和12年)鎌倉に生まれる。62年、東京大学医学部を卒業後、解剖学教室に入る。東京大学大学院基礎医学専攻博士課程修了。95年東京大学医学部教授を退官。96年より北里大学教授。著書に『からだの見方』(筑摩書房、1988。サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)