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「責任」はだれにあるのか

PHP新書 367 人間学アカデミー 4

出版社名 PHP研究所
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-569-64627-5
4-569-64627-1
税込価格 792円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

何か不祥事が起こるたびに責任追及の声が高まっている。政治家、企業、マスコミ、学校が悪い、と。だが、そもそも「責任」とは何か。正しい責任のとり方とは。人は責任をどこまで負えるのか。JR脱線事故やイラク人質の「自己責任」論争、「戦争責任」など公共的な問題から、男女、親子における個別の責任問題までを人間論的に考察。被害者―加害者というこじれた感情をどう克服するか。法や倫理では割り切れない「責任」の不条理性を浮かび上がらせる。「求められる責任」と「感じる責任」を真摯に追究した書。

目次

なぜ「責任」を論じるのか
第1部 責任はだれにあるのか―自由主義社会における「責任」(法的責任以前の責任とは
責任は免除されるのか
集団責任と自己責任
国家と国民の関係における責任)
第2部 「責任」とは何か―その原理を探る(「責任」を論じることの難しさ
哲学は「責任」をどう考えてきたのか
責任の原理)
自由と責任の関係について―偶然性の承認

著者紹介

小浜 逸郎 (コハマ イツオ)  
1947年横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。批評家。家族論、教育論、思想、哲学など幅広く批評活動を展開。国士舘大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)