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ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日

出版社名 光文社
出版年月 2006年1月
ISBNコード 978-4-334-96187-9
4-334-96187-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 418P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 美術犯罪の世界へようこそ

    1994年、ムンクの「叫び」がノルウェー国立美術館から盗まれた。ロンドン警視庁美術特捜班チャーリー・ヒルは、囮捜査によって、名画の奪還を図る。絵画を取り戻すのが第一目標、犯人逮捕は二の次という特捜班と、犯人逮捕に躍起になる地元警察との行き違い。囮捜査では、相手との信頼関係を築くための、様々な工夫や努力を惜しまない事、また変装した時の仕草や言葉遣いの注意など、推理小説並みのハラハラ感が続く。フェルメールやムンクの生涯、ヒルの経歴や美術品窃盗団のことなども入り、まさに美術界の闇部分の案内書だ。

    (2006年2月10日)

商品内容

要旨

ムンクの『叫び』が盗まれた!美術館に残されていた絵葉書には、こんなメッセージが…「手薄な警備に感謝する」レンブラントもフェルメールもピカソも盗まれた。巨額な犯罪市場と化した盗難絵画ネットワークの実像とは?わずか数人のロンドン警視庁特捜班が挑む華麗な美術の世界に秘められた闇社会の謎。知能犯と囮捜査官との息詰まる駆け引き。これはミステリーより面白い、渾身のトゥルー・ストーリーだ。

目次

第1部 二人の男と一本のハシゴ(侵入
チョロい仕事 ほか)
第2部 フェルメールとギャング(脚本家たち
ゲティから来た男 ほか)
第3部 ゲティから来た男(新聞を見ろ
誘惑の技術 ほか)
第4部 囮捜査の技術(ペテン師か道化師か
引っかけ罠 ほか)
第5部 地下室にて(見知らぬ男
路上 ほか)

おすすめコメント

ムンクの『叫び』が盗まれた。美術館に残されていた絵葉書には、「手薄な警備に感謝する」というメッセージが・・・。ロンドン警視庁特捜班が挑む、華麗な美術の世界に秘められた闇社会の謎。巨額な犯罪市場と化した盗難ネットワークの実態とは?

著者紹介

ドルニック,エドワード (ドルニック,エドワード)   Dolnick,Edward
ボストン・グローブ紙の元チーフ・サイエンス・ライター。アトランティック・マンスリー、ニューヨーク・タイムズ・マガジンほか、多数の新聞・雑誌に寄稿している。息子2人もプロのライターとして活躍中。妻とワシントン近郊に在住
河野 純治 (コウノ ジュンジ)  
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)