
風が強く吹いている
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2006年9月 |
ISBNコード |
978-4-10-454104-1
(4-10-454104-4) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 507P 20cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
直木賞作家、三浦しをんさんの受賞後第1作。ボロアパートに住む十人の大学生たちが箱根駅伝を走りきるまでの出来事を綴った、極上のスポーツ青春小説である。陸上長距離経験者は二人のみ、素人同然の他の八人が過酷なトレーニングにより目覚ましい成長を見せる。走るためのモチベーションはメンバーの個性さながら人さまざま。それが、成長して行くにつれ、母校や地元商店街を巻き込んでの一体感に昇華してゆく過程は、身の震えるほどの感動である。”ランナーズ・ハイ”、走りを極めた者のみが到達できる境地。そして読書における、よき書に出会った者のみが体感できる恍惚の高み。みなさん、ぜひ彼ら十人とともに、箱根の山を駆け抜けてみてほしい。(のり)
(2008年1月16日)
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素人が箱根駅伝にチャレンジする青春小説
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
寛政大学の学生たちが住む竹青荘いまにも崩れそうなオンボロアパート。その主4年生の清瀬ハイジは住人たちを陸上部に勝手に登録していた。超高校生ランナーだった走(カケル)が入居して住人が10人になったときこのメンバーで箱根駅伝を目指すと無謀な提案をする。2人以外は素人の学生たちが箱根にチャレンジするまでをまっすぐに描く青春小説。同時に本屋大賞にノミネートされた「一瞬の風になれ」と読み比べてください。
(2007年3月11日)
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商品内容
要旨 |
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。 |
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おすすめコメント
走れ、「速く」ではなく「強く」。目指すは箱根駅伝。直木賞受賞第一作! 君だったのか、俺が探していたのは。走るために生まれながら、走ることから見放されかけていた清瀬と蔵原。二人は無謀にも陸上とは無縁だった八人と「箱根」に挑む。走ることの意味と真の“強さ”を求めて……。新直木賞作家の本領全開、超ストレートな大型青春小説。