• 本

まんまこと

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-16-325840-9
4-16-325840-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 316P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 麻之助、町名主様名代をやり通す

    「しゃばけ」シリーズで人気の畠中恵氏が、新シリーズにて登場。今回の主人公、お気楽な性格の若者・麻之助を中心に、おなご好きの清十郎、石垣より固い石頭の吉五郎の三人が、江戸・神田で揉め事を解決していくストーリー。麻之助と清十郎は、町名主の息子。町名主とは、日々の小さな問題を、お上の手をわずらわさずに解決する仕事なのだ。お腹の子の父親を巡り、麻之助達が疑われる表題作「まんまこと」、「万年、青いやつ」では、麻之助に縁談が舞い込み、三人それぞれが自分の役割を果たしながら、揉め事を治めていく。麻之助と、親友・清十郎の義母・お由有の意外な関係も徐々に解き明かされ、切ない想いが胸に迫る。どうぞ、畠中ワールドをご堪能あれ。

    (2007年4月28日)

商品内容

要旨

女好きの悪友が念者のふりをしろと言いだした!?嫁入り前の娘にできた子供の父親は一体誰なのか。玄関で揉めごとの裁定をする町名主の息子として生まれた麻之助。これが、たいそうなお気楽もので、周囲は気がもめるのだが。ふうわり胸が温まる畠中恵ワールド新シリーズ。

出版社
商品紹介

江戸は神田の古い名主の家に生まれた麻之助。支配町から上がってくる奇問に幼馴染の色男・清十郎、同心見習の吉五郎と取り組むが…。

おすすめコメント

意味は『ほんとうのこと』。江戸は神田の古名主の玄関先に持ち込まれる騒動を頼りない名代の麻之助とふたりの悪友――男前の清十郎、堅物の吉五郎――の活躍で解決いたします。お腹の子の父は誰なのか? 万年青(おもと)争いの真相は? 切ない恋模様も織り交ぜられ、読後感のあたたかな畠中ワールドを存分に楽しめる一冊です。

著者紹介

畠中 恵 (ハタケナカ メグミ)  
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒業後、漫画家アシスタント、書店員を経て、漫画家デビュー。「しゃばけ」で第一三回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、作家活動を開始する。「しゃばけ」シリーズは巻を重ねるごとに、ファンを増やし、一大人気シリーズに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)