• 本

アウトドア般若心経

出版社名 幻冬舎
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-344-01397-1
4-344-01397-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 1冊(ページ付なし) 22cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 魔法の言葉「掲諦掲諦」

    世間的に、いや我々の仲間内で、もしかしたら私だけかもしれませんが、
    般若心経がはやっていますね。般若心経に関する本も何冊か読みましたが、
    特にお薦めしたいのが、「アウトドア般若心経」。
    みうらじゅん氏的語彙を借りれば、完全に「マイブーム」本であり、
    私の2010.Book of the yearでございましょう。掲諦掲諦。
    お正月に向けて準備したい一冊。

    (2010年12月25日)

  • これぞまさしく“写”経

    「ゆるキャラ」や「いやげもの」などの言葉を生み出し、サブカルチャーの分野で大活躍している、みうらじゅんさんのアイデアあふれる作品です。もともと幼少の頃から仏教への関心が深かったというみうらさんですが、始まりは駐車場の看板にあった「空アリ」の文字からだったそうです。どうして「ないことがある」のかという疑問に突き当たり、知り合いに進められ仏教の講義を受け、般若心経へ傾倒していったということです。しかし、それでは終わらないのがみうらさん。きっかけが看板からだったこともあり、般若心経の全文を街で見つけようと一念発起したのがこの『アウトドア般若心経』なのです。一見、楽しそう企画だと思ってしまいますが、おおよそ5年、遠くは長崎県まで1文字撮ってはトンボ返りするなど、文字を求めて歩き回るその姿はまさしく修行僧のようです。折りしも人生の先がまったく読めないという悩みを持っていたみうらさん。このことに対して彼がどういう結論を導き出したのか、本書でしかと確かめて下さい。

    (2007年12月27日)

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商品内容

要旨

そもそもはそうじゃなかったのにそう思い込んでることからの逃げ道。「般若心経」みうらじゅんバージョン、正味五年かかって、ついに完成。著者によるこれまでの仏教をめぐる旅のエッセンス。

おすすめコメント

「ものすごくカッコイイ人は、カッコイイもカッコワルイも考えてないからカッコイイ」。「般若心経」みうらじゅんバージョン、ついに完成。仏教探求のエッセンスがここに。中沢新一氏絶賛。

著者紹介

みうら じゅん (ミウラ ジュン)  
1958年京都府生まれ。作家、漫画家、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャン。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。仏教への関心は、もっとも最初の「マイブーム」(みうらの造語で、1997年の新語・流行語大賞に選出された)である小学校時代の仏像ブームにさかのぼる。社会科見学で奈良・京都の寺院を見学してから仏像に興味を持ちはじめ、寺院で配布されているパンフレットの仏像の写真を切り抜き仏像の感想を添えスクラップにしていた。高校も、仏教高校(浄土宗知恩院系)である東山高等学校を卒業、各地の仏閣を訪ね仏像を語るいとうせいこうとの共著『見仏記』は、書籍、DVDとなってシリーズ化され、これまでに書籍四巻、DVDが七巻刊行、いずれもロングセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)