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匪賊の社会史

ちくま学芸文庫 ホ15−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-480-09344-8
4-480-09344-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 237P 15cm

商品内容

要旨

ロビン・フッドや西部劇に描かれたアウトローなど、世界各地でいまなおヒーローと讃えられる匪賊たち。彼らはときには暴力的に振る舞い、社会的混乱を引き起こして危険因子と見なされながらも、抑圧的権力に対抗し、正義を求めて闘う、民衆の強い味方だった。母の名誉のために闘ったパンチョ・ビリャ、貧しい寡婦のため銀行強盗を犯したジェシー・ジェームズ。近代化以前のあらゆる国と時代において、民衆の生活に不可欠の要素として活躍した匪賊の系譜、その生き方や、彼らをめぐる政治・経済構造を丹念に追ったホブズボーム若き日の意欲作、待望の復刊。

目次

1 義賊とは何か
2 誰が匪賊となるか
3 貴族強盗
4 復讐者
5 ハイドゥク
6 匪賊の経済と政治
7 匪賊と革命
8 収奪者
9 シンボルとしての匪賊

著者紹介

ホブズボーム,エリック (ホブズボーム,エリック)   Hobsbawm,Eric
1917年、エジプト、アレクサンドリア生まれのイギリス人歴史家。現代を代表するマルクス主義知識人。ロンドン大学のバークベック・カレッジの歴史学教授
船山 榮一 (フナヤマ エイイチ)  
1930年生まれ。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)