• 本

夢で逢いましょう

出版社名 小学館
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-09-386296-7
4-09-386296-6
税込価格 2,090円
頁数・縦 572P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 還暦を迎えた幼馴染み三人組がくりひろげるノスタルジック・ミステリー。書名からもわかるように'60〜'70年代の彼らの青春時代の出来事が次々と現れ読んでいるコチラも当時に迷い込む感覚。三人の誰に感情移入するかで楽しみ方も若干違うかも?ちなみに私は探偵の三郎でした。
    過去と現在との出会いのシーンがとても心にしみました。でも若い人にはツマラナイかも?(駒木)

    (2012年10月23日)

商品内容

要旨

数十年ぶりに再会した幼馴染み三人組―定年退職した昌二、現役の探偵・三郎、そして陰のある誠一郎が還暦を迎えて探し求めたものとは?友情?冒険?最後の恋?直木賞作家のノスタルジック・ミステリー。

出版社
商品紹介

60歳にして大いに惑う。定年を迎えた男たちが、1960〜1970年代の青春時代を振り返り、かつての淡い恋と今の熱い恋との間で揺れ動く。

出版社・メーカーコメント

失われた鳥“オードリー”を求めて、男たちが彷徨い歩く、「ノスタルジック・ミステリー」&#8722;&#8722;。<br>ある富豪の遺産の秘密を知るオウムが、半世紀近い記憶を宿しながら生きている。その行方を追ってほしい……。そんな依頼を受けた幼馴染みの探偵・及川三郎に誘われて、この春に定年退職したばかりの日浦昌二は、オードリー探しに協力する。その過程で、男たちがたどったのは、輝いていた青春時代の思い出と、「人生最後の恋」だった。<br>オードリーを追い求める男たちの旅は、いつしか60年代から70年代の“あの頃”の記憶へと繋がっていく。缶ピー、バイタリス、MG5、ゲバゲバ、街頭詩人、グループサウンズ、新宿騒乱事件、ジェットストリーム、そして「夢で逢いましょう」……。<br>&#8722;&#8722;“あの頃の夢”はなんでこんなにリアルなんだろう&#8722;&#8722;<br>それでも、彼らは単に過去を懐かしがるだけでは終わらない。今の生き様や夫婦関係を問い直し、時には娘ほど若い女性との新しい恋の狭間で揺れ動く。<br>男、六十歳、“最後の恋”に賭ける&#8722;&#8722;果たして、その先に光は見えるか?

著者紹介

藤田 宜永 (フジタ ヨシナガ)  
1950年福井県生まれ。早稲田大学中退後、73年渡仏。80年に帰国後、86年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞、96年『巴里からの遺言』で日本冒険小説協会最優秀短編賞、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)