ワーカーズ・ダイジェスト
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2011年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-771395-4
(4-08-771395-4) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 194P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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祝織田作之助賞受賞
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
主人公は、30代の会社員の男と女。その日常生活を丁寧に描く。それほど面白くない毎日を、普通に暮らしていて、つらいこともあるけれど、喜びもあるよ。それが生きるということだよ。自ら会社員である作者が、そう言っているように思う。いつものように大阪弁の会話と舞台が大阪というのもうれしい。
(2012年1月5日)
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おすすめ度
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商品内容
文学賞情報 |
2011年
第28回
織田作之助賞 大賞受賞 |
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要旨 |
32歳は、欲望も希望も薄れていく年だった。けれど、きっと悪いことばかりじゃない。重信:東京の建設会社に勤める。奈加子:大阪のデザイン事務所に勤め、副業でライターの仕事をこなす。偶然出会った2人は、年齢も、苗字も、誕生日まで同じ。肉体的にも精神的にもさまざまな災難がふりかかる32歳の1年間、ふたりは別々に、けれどどこかで繋がりを感じながら生きていく―。頑張るあなたに贈る、遠距離“共感”物語。 |
出版社・メーカーコメント
芥川賞作家が贈る、32歳の遠距離共感小説 お肌のくすみ、気になる薄毛、周りの評価、人間関係──32歳は希望も欲望も薄れていく歳だった。誕生日と苗字と年齢が同じ男女の1年間をユーモラスに描く、著者2年ぶりの傑作長編。