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こころの日本文化史

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-00-022911-1
4-00-022911-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 230P 20cm

商品内容

要旨

仏教から慈悲の情を伝え広めた光明皇后、朱子学の知に世の安定を託した林羅山、「士魂商才」の意志を貫いて近代化の幕を開けた渋沢栄一―。新しい時代のリーダーは、どのような苦心と努力を重ねて、日本の文化を切りひらいて行ったのか。古代から現代まで、時代を象徴する事実を鋭く指摘して、情と知と意のうつりゆきを描く日本文化史。

目次

序章 日本文化史の周期―情と知と意のうつりゆき
1 古代(日本第一期)―基盤となる情調(「もの」を畏怖した縄文人―霊力の造形
「かみ」を信仰した弥生人―垂直型の世界観 ほか)
2 中世(日本第二期)―蓄積される知識(覇権をにぎる武者―多軸文化の誕生
乱逆の中で「日本」を問う―日蓮と「瓦礫の土」 ほか)
3 現代(日本第三期)―意志の未来へ(ただひたすらに善をなせ―内村鑑三と平民道徳
「紳商」の不善を告発する―三宅雪嶺『真善美日本人』 ほか)

出版社
商品紹介

古代から近代まで、文化史の上で著名な人物や書物の逸話から、文物に込められた古人のこころを探る。

著者紹介

中西 進 (ナカニシ ススム)  
1929年東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、京都市立芸術大学学長などを経て、池坊短期大学学長、堺市博物館館長、奈良県立万葉文化館館長、京都市中央図書館館長。文学博士、文化功労者、瑞宝重光章受章。日本学士院賞、菊池寛賞、大佛次郎賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)