• 本

平成猿蟹合戦図

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-02-250892-8
4-02-250892-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 500P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 痛快青春小説といっておきたい!

    20代から50代と幅広い登場人物たちだが物語は真っ直ぐで後先考えずに突っ走る青春小説そのものといえると思う。人との出会いで環境も考え方さえも変わり人生が動いていく。そのことを映画を見ているように感じられる話だった。最後は優しい人間が馬鹿を見ないスカッとする話なのでストレスが溜まっている方に是非読んで頂きたい☆

    (2011年9月20日)

商品内容

要旨

新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、すべての始まりだった。長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えないホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に一人住む老婆…心優しき八人の主人公が、少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでゆく。希望の見えない現在に一条の光をあてる傑作長編小説。

出版社
商品紹介

歌舞伎町のバーテンダーが地元東北から国政選挙に打って出る。新宿で起きた轢き逃げ殺人。著者の新境地にして、新たな代表作。

出版社・メーカーコメント

歌舞伎町で働くバーテンダーが、ニッポンの未来を変えていく!? 新宿で起きた轢 き逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、すべての始まりだっ た。長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えない ホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の 罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に一人住む老婆……一人ひとりの力は弱くても心 優しき8人の主人公たちが、少しの勇気と信じる力で、この国の将来を決める“戦 い”に挑んでゆく! 思いもよらぬ結末と共に爽快な読後感がやってくる、著者の新 たな代表作。

著者紹介

吉田 修一 (ヨシダ シュウイチ)  
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年「最後の息子」で第八四回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年『パレード』で第一五回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第一二七回芥川賞、2007年『悪人』で第六一回毎日出版文化賞、第三四回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第二三回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)