• 本

トーマの心臓

MF文庫ダ・ヴィンチ も−1−2

出版社名 メディアファクトリー
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-8401-4563-3
4-8401-4563-6
税込価格 681円
頁数・縦 323P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 萩尾望都の名作コミック「トーマの心臓」を、あの森博嗣が小説化。「トーマの心臓」の美しさの本質を再現したかった・・・森博嗣。

    (2014年3月4日)

商品内容

要旨

オスカーの友人・ユーリに手紙を残して死んだトーマという下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。最近不安定なユーリの心に、彼の死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ―。原作を敬愛する著者による渾身の小説化。若さゆえの苦悩を森博嗣的世界観で描いた美しい物語。小説化の経緯を綴った文庫版あとがきも収録。

出版社・メーカーコメント

ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ――。愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を、森博嗣的世界観で描いた傑作。(解説/萩尾望都) この作品を書けたことは、この仕事において感じた最大の幸せでした。自分で書いた作品で初めて自分が読む気になれるものでした。もしかして小説家としてやっていけるのではないか、とも少しだけ思えました。ですから、初めての微かな自信作かもしれません(文庫版あとがき)より

著者紹介

森 博嗣 (モリ ヒロシ)  
1957年愛知県生まれ。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞して作家デビュー
荻尾 望都 (ハギオ モト)  
1949年福岡県生まれ。69年『ルルとミミ』でデビュー。76年『ポーの一族』『11人いる!』で第21回小学館漫画賞、97年『残酷な神が支配する』で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、06『バルバラ異界』で第27回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)