• 本

悩むが花 大人の人生相談

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-16-375140-5
4-16-375140-8
税込価格 880円
頁数・縦 221P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 皆のお悩み一刀両断

    「冥土の土産にビシッ!と怒鳴ってやりなさい。」「理不尽で行きなさい。」と相談者にエールを送ったかと思うと、編集部がわざと選んだとしか思えないバカバカしい質問に対しては「吊すか、埋めるぞ。」「おまえ、はっきり言うけど、バカ以下だから。」とバッサリ切り捨てる小気味良さ。最後の章では「今回の大震災で最愛の人を失った悲しみを、どう乗り越えたらよいでしょう。」この質問に対し、仙台で地震を体験した氏による回答は寄り添いながらも背中を押す力強いものだった。恋愛・仕事・お金・命、あらゆる悩みに毒舌の中にも含蓄あふれる一冊。

    (2013年10月25日)

商品内容

要旨

「一目惚れで夜も眠れません」「年寄りのわがままに困ってます。一発ギャフンと…」「最愛の人を亡くしました」「息子が主人に似てバカなんです」―人生、こんなはずじゃなかったシュク女・ダメ男へ送る、驚きの名・迷回答。

目次

序章 悩んでるうちがハナなんだよ
憤の章 年寄りは昔からワガママな生き物なの
嘆の章 面白いってのは仕事じゃないって
悶の章 人生は残酷という瓦礫の上を歩くもんだ
迷の章 少しは苦い酒も覚えたらどうかね
終章 揺さぶられた時にこそ人間の真価は問われるぞ

出版社
商品紹介

壮快な啖呵はもちろん、著者の経験が滲む回答で人気の人生相談が1冊に。抱腹絶倒、なのに、本物の大人の生き方が見えてくる。

著者紹介

伊集院 静 (イジュウイン シズカ)  
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)