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卑怯を映す鏡

新潮文庫 ふ−12−14 管見妄語

出版社名 新潮社
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-10-124814-1
4-10-124814-1
税込価格 506円
頁数・縦 194P 16cm

商品内容

要旨

陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校―。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ!卑劣を悪む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。

目次

第1章 日本が考えるより世界は醜い(ホンキー・トンク・ウィメン
増税論という“物の怪” ほか)
第2章 政治の不毛が続くわけ(国土は消えていく
歴史知らずして誇り持てず ほか)
第3章 切り捨てられる未来(ふとん礼讃
後楯が何より大切な国 ほか)
第4章 楽観的であれ(ノブレス・オブリージュ
涙の訪問客 ほか)
第5章 民主主義とはいやなもの(バークと福澤の叡智
今ここに在る奇跡 ほか)

出版社・メーカーコメント

陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校――。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ! 卑劣を悪(にく)む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。

著者紹介

藤原 正彦 (フジワラ マサヒコ)  
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)