• 本

〈平成〉の正体 なぜこの社会は機能不全に陥ったのか

イースト新書 105

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-7816-5105-7
4-7816-5105-4
税込価格 947円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

戦後の日本社会は政治から経済、家族、教育、社会保障に至る制度基盤を、高度経済成長期をとおして形成してきた。そうした制度が徐々に機能不全に陥り、その弊害が誰の目にも明らかな形で社会問題化し始めたのが、平成という時代であった。本書では、「ポスト工業化」、「ネオリベラリズム」、「格差社会」、「ポスト冷戦」、「五五年体制の終焉」、「日常の政治」という6つのキーワードによって、この時代の赤裸々な姿を浮き彫りにする。ポスト平成を迎えるにあたり、平成の30年間に露わになった社会問題のゆくえを考える一冊。巻末に、辻田真佐憲氏との特別対談収録。

目次

第1章 ポスト工業化と液状化する社会
第2章 ネオリベ化した社会の理想と現実
第3章 格差社会の「希望は戦争」
第4章 ポスト冷戦と強化される対米依存
第5章 五五年体制の終焉と挫折した政治改革
第6章 「日常の政治」からポスト平成を切り開く
第7章 特別対談 辻田真佐憲×藤井達夫 保守とリベラルは新しい「物語」をつくれるか?

おすすめコメント

戦後の日本社会は政治から経済、家族、教育、社会保障に至る制度基盤を、高度経済成長期をとおして形成してきた制度が、誰の目にも明らかな形で社会問題化し始めたのが、平成という時代であった。 「ポスト工業化」、「ネオリベ」、「格差社会」、「ポスト冷戦とグローバル化」、「五五年体制の終焉」、「日常の政治」という6つのキーワードを選び出し、ポスト平成の民主主義の観点から明らかにしていく。

著者紹介

藤井 達夫 (フジイ タツオ)  
1973年岐阜県生まれ。2005年に早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程退学(単位取得)。現在、早稲田大学大学院政治学研究科ほかで非常勤講師として教鞭をとる。近年の研究の関心は、現代民主主義理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)