アホは神の望み
出版社名 | サンマーク出版 |
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出版年月 | 2008年9月 |
ISBNコード |
978-4-7631-9842-6
(4-7631-9842-4) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 204P 20cm |
書店レビュー
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バイオテクノロジーの世界的権威がたどり着いた究極の知恵
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- 長崎書店 (熊本県熊本市中央区)
著者の村上和雄さんは、世界に先がけ、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、一躍世界的な業績として注目を集められた方です。現在ノーベル賞の有力候補とされる注目の人で、最先端の遺伝子工学の研究から、「感性と遺伝子は繋がっている」ことを究明されました。想像をはるかに超える人間の持つ偉大な可能性を開花させる「眠れる遺伝子の目覚めさせ方・考え方」を解き明かし、科学に身を置きながら、哲学、宗教、宇宙観をも包み込む独自の世界観を展開されています。
この本の中で、村上さんは、こざかしい利口者よりは真っ直ぐなアホになれとおっしゃっています。
「正直で勤勉で一徹で、どこか抜けているお人よし。知識や学問は少ないが、コツコツと自分の信じる道を地道に歩み、手間や回り道を惜しまない。時代遅れで融通もきかず、利にも疎いが、ゆったりかまえて、焦らず、屈せず、くさらず。
「おれが、おれが」でなく、「アフター・ユー(お先にどうぞ)」の精神をもち、頭は悪いが心は豊かで、わずかなことで満足できる。あるいは、そんなに立派ではなくても、単純で感激屋で、人を楽しませるのが好きで怖さ知らず。おっちょこちょいで根(2010年1月18日)
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商品内容
文学賞情報 |
2008年
第8回
日本文芸アカデミー賞 大賞(2014年14回で終了)受賞 |
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要旨 |
素直で正直、器が大きなアホであれ!バイオテクノロジーの世界的権威がたどり着いた究極の知恵。 |
目次 |
プロローグ アホが世界を変える |
おすすめコメント
バイオテクノロジーの世界的権威・村上和雄教授が、神様に好かれる「アホ」な生き方を提言します。今の世の中、みな「少しでも早く」「少しでも賢く」「少しでも無駄なく」「少しでも損をしないように」と目先のことばかり気にしているのではないでしょうか? しかし、ほんとうは眼前のことにあまりとらわれず、アホ、ボンクラ、デクノボーといわれるぐらいに生きているほうが充実した幸福な人生をおくれるのかもしれません。遺伝子工学の第一人者である筑波大学名誉教授の村上和雄氏が、自分の研究成果である遺伝子ONの話、有名な科学者の逸話、大きな悲劇から立ち直りつつある方々の話などからさまざまな例をあげ、ほんとうに豊かで幸せな「神の望むアホな生き方」とはどんなもので、どのようにたどりつけばいいのかを語ります。