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がんの転移はくいとめられるか

未来の生物科学シリーズ 1

出版社名 共立出版
出版年月 1986年5月
ISBNコード 978-4-320-05325-0
4-320-05325-7
税込価格 1,430円
頁数・縦 109P 19cm

商品内容

要旨

あらゆる病気の中で、がんが一番恐しいということになっている。事実日本人の死亡第一位である。しかし今では、がん患者のざっと半分は治すことができる。治療に失敗した人のほとんどは、がんが転移したためだという。つまりがんは転移さえしなければ、そんなに恐い病気ではないのだ。転移のメカニズムの分子レベルの研究は遅れているけれども、最近フィブロネクチンとラミニンというタンパク質が、がんの転移と関係があることがわかってきた。このふたつのタンパク質の研究から、がんの転移をくいとめる方法のヒントが、えられるかもしれない。このタンパク質は未来のバイオのスターの素質をもっている。

目次

1 がんとフィブロネクチン・ラミニン
2 がん細胞
3 フィブロネクチンの発見
4 フィブロネクチンと細胞接着
5 フィブロネクチンと細胞マトリックス
6 血液の中のフィブロネクチン
7 フィブロネクチン分子の構造
8 ラミニン
9 ラミニン・レセプター
10 がんの転移をくいとめる法