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知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

講談社+α文庫

出版社名 講談社
出版年月 2002年5月
ISBNコード 978-4-06-256610-0
4-06-256610-9
税込価格 968円
頁数・縦 381P 16cm

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要旨

超高齢社会、人手不足、気候変動、円高・インフレ(デフレ)、Z世代など、時代状況を表すキーワードを「常識」と捉え、ものごとの原因をそれらの言葉“だけ”で語っていないだろうか。そのような習慣がついているとしたら、自分の頭で考え、複雑で常に変化する現代社会を読み解くのは難しいかもしれない。1996年に単行本の初版が発行され、今に至るまで思考法の名著の一つとして読み継がれる本書では、全国の大学生が選出する「ベストティーチャー」に選ばれたこともある社会学者が、常識や紋切り型の思考にとらわれずにものごとを考える「知的複眼思考」について詳説している。ある対象について、ひとつきりの視点ではなく、二つ以上の複数の要素を見抜き、それに人や出来事などがどう関係しているかを探ることで、本質を見きわめるとともに、創造力を発揮することにもつながるという。
著者はオックスフォード大学教授。ノースウエスタン大学客員講師、放送教育開発センター助教授、東京大学大学院教育学研究科教授を経て現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年3月22日]

商品内容

要旨

常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く―それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みとる力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にしてこそ、自分の頭で考えていくことができる。全国3万人の大学生が選んだ日本のベストティーチャーによる思考法の真髄。

目次

序章 知的複眼思考法とは何か(知的複眼思考への招待
「常識」にしばられたものの見かた ほか)
第1章 創造的読書で思考力を鍛える(著者の立場、読者の立場
知識の受容から知識の創造へ)
第2章 考えるための作文技法(論理的に文章を書く
批判的に書く)
第3章 問いの立てかたと展開のしかた―考える筋道としての問い(問いを立てる
「なぜ」という問いからの展開 ほか)
第4章 複眼思考を身につける(関係論的なものの見かた
逆説の発見 ほか)

出版社・メーカーコメント

真実が見える瞬間のスリルが人生を変える!逆風の時代を生き抜くには知識を超える「何か」が必要になる。正解を求めることよりも、新しい問題点を見出す力が要求されるのだ。知識と思考の理想的な関係を!

著者紹介

苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
1955年、東京都に生まれる。東京大学大学院教育学研究科修士課程を修了後、ノースウエスタン大学大学院博士課程を修了、社会学博士。ノースウエスタン大学大学院客員講師、放送教育開発センター助教授を経て、東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)