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映像の歴史哲学

出版社名 みすず書房
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-622-07754-1
4-622-07754-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 213P 20cm

商品内容

要旨

本当に主題になるのは「歴史」のなかには登場することのない歴史である。映画『オリンピア』から『プロヴォーク』の時代、ベンヤミンへ。思想の本質を問う映像文化論講義。

目次

第1章 ルプレザンタシオン―世界を探究する
第2章 反‐オーソリティー―あらゆる他者と出会う
第3章 ヒストリカル・フィールド―私たちが知を形成する以前
第4章 未来派―二〇世紀を考える
第5章 オリンピア―すべてが映像になるために作られた神話
第6章 クンスト―日常の技芸を守る

出版社
商品紹介

2011年に亡くなった著者の映像文化論講義。20世紀の芸術・哲学、戦後日本の文化…、一人の思想家を知るためのスリリングな書。

著者紹介

多木 浩二 (タキ コウジ)  
1928‐2011。哲学者。神戸市に生まれる。旧制第三高等学校を経て、東京大学文学部美学科を卒業。東京造形大学教授、千葉大学教授、神戸芸術工科大学客員教授などを歴任。1960年代半ばから、建築・写真・現代美術を対象とする先鋭的な批評活動を開始。1968年、中平卓馬らと写真表現を焦点とした「思想のための挑発的資料」である雑誌『プロヴォーク』を創刊。翌年第3号で廃刊するも、その実験的試みの軌跡を編著『まずたしからしさの世界をすてろ』(1970、田畑書店)にまとめる
今福 龍太 (イマフク リュウタ)  
文化人類学者。1955年東京生まれ。メキシコ、カリブ海などで人類学的調査に従事。2005年より東京外国語大学教授。サンパウロ・カトリック大学でも随時セミナーをもつ。群島に遊動的な学びの場の創造を求め、2002年より奄美自由大学を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)