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偶像の黄昏

河出文庫 ニ1−3

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-309-46494-7
4-309-46494-7
税込価格 880円
頁数・縦 226P 15cm

商品内容

要旨

「この著作は、一箇の魔神、しかも笑う魔神である」―「すべての価値の価値転換」を構想する中で、自身の思想の見取り図として書かれ、自ら「最も本質的な異端思想の要約」と呼ぶニーチェ最後の思想が凝集された究極の書が第一人者の鋭利にして詩的な新訳で甦る。ヨーロッパ文化を支配するあらゆる「偶像」を鉄槌で破壊しながら、「生成の永遠の喜悦」を呼び寄せる、いまだに新しいニーチェ哲学の精髄。

目次

箴言と矢
ソクラテスという問題
哲学における「理性」
いかにして「真なる世界」はついに寓話となったか―ある誤謬の歴史
反自然としての道徳
四つの大きな誤謬
人類の「改善者」たち
ドイツ人には何が欠落しているか
反時代的人間の渉猟
私が古代の人びとに負うもの
鉄槌は語る

おすすめコメント

ニーチェの最後の著作が流麗で明晰な新訳でよみがえる。近代の偶像を破壊しながら、その思考を決算したニーチェ哲学の究極的な到達であると同時に自身によるニーチェ入門でもある名著。

著者紹介

ニーチェ,フリードリヒ (ニーチェ,フリードリヒ)   Nietzsche,Friedrich
1844‐1900
村井 則夫 (ムライ ノリオ)  
1962年生まれ。中央大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)